面接必勝法

ベンチャー企業の人事・教育担当が面接対策について書いてみます。

カフェの正社員面接で事前に回答を用意しておきたい質問例

カフェは訪れた顧客に癒しを与えてくれる素敵なスポット。カフェで働きたいという希望者も増えています。

ここではカフェ勤務を希望する多くの志望者のなかから採用されるための、服装や身だしなみ、質問例とその回答をまとめています。これからカフェで働きたい方、ご参考にしてください。

カフェは清潔感と明るさが命

街角のお洒落なカフェで癒しのひととき……でもそんな素敵な時間に、不潔で感じの悪い店員が飲み物やケーキを持ってきたらどうでしょうか?

カフェは店の雰囲気も従業員も、感じが良くなければなりません。そのためカフェの正社員には「清潔さ」や「明るさ」「親しみやすさ」が必要なのです。

面接では髭を剃る、ナチュラルメイク、短めの爪など清潔感のある身なりで臨みましょう。

志望動機にはしっかりとした回答を

志望動機には「なんとなくカフェが好きだから」「癒しやコーヒーに興味があるから」という抽象的な回答よりも、具体的な志望動機の方が好まれます。

「コーヒーにとても興味がありブレンドなどを勉強していました。知識を生かして働きたい」「カフェ検定のシルバーをもっています」など、カフェへの熱意と具体的な経験、知識を表現できる方が採用には有利です。

「アピールポイントは?」という質問には明るさや話しやすさをアピール

カフェは接客業になりますので、志望者には人当りや親しみやすさ、話しやすさが求められます。

そこで「誰とでも打ち解けることができ、楽しくおしゃべりができる」「よく友達の相談にのる。友達からは信頼してもらえている」など、人付き合いに問題がないことや親しみやすい人柄であることをわかりやすくアピールします。

「なぜカフェへの転職を決断したのか?」に前職の不満はタブー

転職希望者の場合、良く聞かれるのが転職理由です。

ここで前職の悪口はできるだけ避けた方が◎。転職理由としては、カフェに対するあこがれや希望などを語る方が無難です。「ずっとカフェで働きたいと思っていた」という感じです。

または就業形態を変化させたい(パート従業員から正社員へ)、やりがいのある仕事に就きたかったなど、前向きな答えの方が好印象を与えられます。

「最後に質問はありますか?」への回答は?

質問がないのに無理に聞く必要はありません。その場合には「今は浮かびません」「とくにありません」で良いのです。

私服での面接でスーツはダメ?

社会人としての面接なので、GパンTシャツなどラフすぎる服装では常識を疑われてしまいます。

私服で良いとされているなら、せめて清潔感のある洋服、白系のワンピースなどでまとめることです。私服での面接にリクルートスーツも良くありません。

私服で面接の場合、普段着のセンスをみる狙いがあるためスーツは避けるのが基本です。

転職面接で予定外の質問で困った事例&ベストな答え方

転職面接ではある程度質問されることは決まっていますが、なかには「は?」と思えるような予定外の質問をされるケースがあります。

予定外の質問でもオタオタせずに落ち着いた態度で対応するのが理想です。ではどんな予定外の質問があるのでしょうか?まとめてみました。

自分を動物に例えるとなんですか?

この「自分を○○に例えるとなに?」系は意外と多く、一瞬どう答えていいかわからなくなる困った質問です。

「動物に例えると亀。動きが遅いから」「動物なら猫。気分屋なので」のように、自分をどのようなイメージでとらえているのかをチェックされています。

どの答えが正解というものはありませんが、「動物だとドブネズミ」や「私は豚」など必要以上に自分を卑下する回答ではドン引きです。

もし手元に100万円があったら何に使いますか?

この質問は金銭感覚をチェックするものです。

素直に「パチンコや競馬でパーッと使う」「ギャンブルで一山当てる」という答えだと面接官からドン引きされる可能性大。ギャンブル依存症だと思われると大きなマイナスなので、ギャンブル系の答えは止めておきます。

「とりあえず半分貯金する、半分は投資」など現実的に答えたいものです。「全額寄付」などちょっと非現実的な答えも避けておきたいですね。

友達は多いですか?少ないですか?

この質問は、志望者のコミュニケーション力をみています。

「友達は一人もいません」では、一体どんな寂しい生活を送っているのかと不安になりますし、かと言って「500人以上います」のような極端な答えもダメです。ネットのお友達が500人いるからと言って、素直に500人では現実的ではありません。

「友達は10人ほどいますが、ちょくちょく行動しているのは2~3人です」が現実的なところです。

友達が少ないか多いかは人それぞれの感覚なので、友達の数を伝えて「普通の方の基準が分からないので友達が多いか少ないかはよくわかりません」と言っておく方が無難です。

好きなお笑い芸人は?

面接にこれはちょっと困った質問です。

完全に何を知りたくて質問しているのかわからないため、ここは素直に答えておきましょう。お笑いに興味のある方なら素直に答えてよい設問ですが、お笑いに興味がなければ「いません」でOKです。

好きでもないのに詳しそうな振りをしたり、興味が無いのに興味があるフリをするとバレてしまいます。ここは素直に「好きなお笑い芸人は明石家さんまさんです」や「お笑いには興味がありません」でOKです。

仕事と恋人、どちらを選びますか?

転職の面接でこのような質問を投げかけてくるのは困ったものですが、ここでうっかり恋人を選んでしまうと「やる気があるのか?」と思われてしまうので、無難に仕事を選びましょう。

転職の面接なのですから、やはり仕事に対するやる気、意気込みを見せるのが基本です。

今の気持ちを色に例えてください

「あなたを動物に例えてください」の発展形です。

自分を客観的に見つめているかどうかをチェックされています。もし面接が終わりそうなら「青空の色、清々しい気分だから」など前向きな答えの方が良いですね。

「ドブネズミ色」や「真っ黒」など、なんだかイメージの悪そうな色は避けた方が良いです。

まとめ

面接で思わず首をかしげたくなる困った質問、予想外の質問は面接を受ける者の本音や嘘、見栄などが現われます。

予想外の質問には思わず動揺してしまいますが、できるだけ落ち着いて素直に答えるのが基本。下手に嘘をつくとすぐにバレてしまうので、嘘だけはやめてください。

40代で転職を成功させた人の履歴書の書き方や面接テク

一般的に求人は35代までが多く、それ以降になると途端に求人数が少なくなります。40代になると求人数が少ないうえに、希望する職種の求人もなかなか見つかりません。そんな40代女性が転職を成功させるためには、一体どんな履歴書の書き方や面接テクがあるのでしょうか?調査してみました。

履歴書は写真に注意!

40代女性が転職するとなると、最初のハードルは履歴書の顔写真です。なんとなく老けた印象の写真、どことなく疲れが見える写真はNG。口角をあげて明るい表情で。服装も少し明るめのものの方が良いですね。

白髪が多いとどうしても老けて見えるので、写真撮影時に白髪染めで染めてみるのも良いかもしれません。履歴書の写真は第一印象を左右する重要な資料になるので、手抜きは×です。

年齢制限のありそうな求人は最初から避ける

ハローワークの求人票をみると、年齢不問の求人もかなりあります。年齢不問ならなんとなく40代女性でも応募できそうな気がします。

でも「新卒大歓迎」「第二新卒の方は丁寧に指導します」などやたらと新卒の文字が多い会社は、正直「新卒や第二新卒以外の人材は要らない」と言っているようなもの。

ネットに掲載されている求人のモデル年収が22歳や25歳と若い人ばかりなら、本音としては35歳以上の人材は要らないということです。年齢制限のありそうな求人は、最初から避けるのが成功へのコツ。

履歴書にはそれまでのスキルや成果を書く

40代女性ともなれば、それまでの職歴の中で培ったキャリアやスキル、取得した資格があるはずです。それら成果を履歴書に書きこむのは鉄則。「転職には関係ないかな?」と思える資格も書いておきます。

例えばTOEICやMOS検定、簿記検定など直接転職先とは関係ない資格やキャリアも記入しましょう。もしかすると転職先には外国人が出入りすることがあるかもしれません。英語が話せる、PCスキルがあるなどの特技、強みは堂々とアピールすべきです。

自己PRや今後の目標も自信をもって書く

「40代だから、もう将来の夢も目標もないわ」と後ろ向きになると成功が遠ざかります。

転職面接では40代女性だから、もう何もできませんと負のオーラを全開にするのではなく「まだまだこんなことがしたい」「もっと勉強してお役に立ちたい」「今あるスキルを役立てたい」など前向きな言葉を口にするようにしてください。

暗い雰囲気の応募者よりも、明るく前向きで積極的な人材の方が印象も良いですし、企業からみれば欲しいと思えるはずです。転職成功の鍵は前向きであることです。

面接では意欲的に自己PRを

多くの日本人女性は積極的に自分をPRするのが苦手です。とくに40代になると「目立つことはしたくない」心理で面接の場でも消極的。でも転職面接の場で大人しいのはマイナス。図々しいくらいの積極性で自己アピールをするべきです。自分の長所は言葉に出して伝えなければ分かりません。

意欲的な人物だと思われるためにも、自己アピールや将来の目標、夢などを話すべき。その熱意が成功への鍵です。

応募する企業についてある程度調べておく

応募する企業の方針や望む人物像などについて、あらかじめネットなどで調べておくのがおすすめ。「チャレンジ精神のある人材を募集します」とあれば、入社後にどのようなことがしたいのか、どのような貢献ができるのかを具体的に話すと好印象。

まとめ

40代女性が転職を成功させるコツをまとめてみました。もう40代ではなく、まだ40代です。できること、勉強したいことをどんどんアピールしましょう。

不動産屋の面接でよくある質問と落ちる回答例

不動産業界は即戦力になる、意欲のある人材を求めています。そのため面接でも自分の前向きな気持ち、積極性を十分にアピールする必要があるのです。

そこで不動産業界の面接でよくある質問と、面接で落ちてしまう回答例をまとめてみました。これから不動産業界で働きたい方、必見です。

土地勘の有無は不問!まずはやる気を見せること

不動産業界に就職するのに、土地勘のあるなしは基本的に重視されません。本人のやる気や意欲があるかどうか、今後積極的に資格(宅建など)を取得する気持ちがあるかどうか、その有無が結果を左右します。

不動産業界は経験や学歴よりも、新卒や未経験者でもやる気があり、成績(売上)に結びつく人材を欲しています。合格のためにはまずは意欲を見せることです。

志望動機がない人、弱い人は落ちやすい

面接では必ず志望動機を聞かれます。「なぜ不動産業界を選んだのですか?」という問いに「興味がある」だけではNG。不動産業界のどんな仕事に興味があるか、業界研究した人しか答えられない内容を含めて伝える必要があります。

また、自分の経験やスキルを活かせるポイントを含めて面接官が採用したいと思う志望動機を作成すると採用に一歩近づきます。

営業の場合、具体的な実績があればアピールする

不動産業界では「即戦力になる人材」が求められているので「以前在籍していた不動産仲介会社では、一か月に15件の契約をとりました」など、過去の実績を披露することで採用される可能性がアップします。

過去の実績がなくても「入社後は契約を月に10件とりたい」「営業成績をあげたい」と意欲的な面をアピールすることです。

あまりにも自信過剰、上から目線な物言いはNG

実績のある人は即戦力になるため大歓迎ですが、上から目線の受け答えは絶対にNGです。

「この私が来たからには、御社の営業成績を絶対に2倍にします!」など「なにを言っているんだ?」と思われるような答え方は良くありません。「頑張って働き、御社に利益をもたらせるよう精一杯努力します」という言い方の方が無難です。

宅建などの資格をもっていればなお良しですね。ただし資格をもっていない場合「これから御社で勉強させていただいて、資格をとりたい」では面接官への印象が良くありません。

「御社で勉強させてもらう」はNG。企業側にしたら、「なんで金もらって勉強するんだ」とかなりマイナスのイメージになります。「1年後をめどに資格をとりたい」と具体的な数字を入れて、資格取得することを伝えると良いでしょう。

前職の悪口オンパレードでは面接官も不安に

転職するケースでは「前職を辞めた理由は?」という質問を受けることになります。そこで「上司がうるさかった」「残業があった」という人間関係や会社の就業上の理由を口にすると不利になります。

転職先でも口うるさい上司がいるかもしれませんから、「仕事が限られており将来性に不安があった」「スキルアップのため」と前向きな理由を言うようにしましょう。

「御社で勉強して独立します」では最初から退職ありきなのでNG

面接で言ってはいけない言葉に「独立」があります。不動産業者で勉強し、経験と自信がついたら独立する道ももちろんありますが、入社前にそれを口にしてはいけません。

まとめ

不動産業界は給料が高い業界ではありません。そして結構ハードな職種です。そのため、明確な志望動機がないと採用してもらえないのです。業界の中でもなぜその職種なのか、なせその企業なのか、この2点を明確に答えることで採用に近づきます。

面接で聞かれる質問の答え方については、転職エージェントを利用して求人紹介から面接対策まで一貫したサポートを受けた方がうまくいくでしょう。

知的な女性!と思ってもらえる逆質問+育休・産休制度の聞き方

転職面接で志望者の方から質問することを「逆質問」と呼びます。通常は面接官が志望者に質問するものですが、逆のパターンは志望者のやる気をアピールできる良い機会になります。

また女性の場合は出産・子育てで育休・産休を取得しなければならない可能性もあります。育休や産休に理解のある会社かどうかを逆質問で確認しましょう。

女性職員は何人ほどいらっしゃいますか?

会社に転職した後に妊娠や出産を考えているのであれば、育休や産休の社内の取得状況について聞きたいのが本音です。

育休や産休は主に女性が取得するケースが多いため、女性社員が多いと育休・産休を取得する可能性も高くなります。

転職面接で育休などについてストレートに聞きにくいときは、逆質問で会社の反応を見ることも可能です。

出産後も仕事をする意思がありますが、御社はどのような理解がありますか?

転職面接で出産後も変わらず会社で働きたいという意思を明確に表した場合、育休や産休をどの程度取得できるのか、会社としてどのように考えているのかを聞くことができます。

「育休や産休の取得に積極的ではない」という返事だと、出産後も長く働けない会社かもしれません。会社の体質をすぐに変えることはできないので、すでに育休や産休の取得をおこなっている会社を選んだ方が良いかもしれません。

実際に育休や産休を取得している女性社員はいらっしゃいますか?

転職面接で育休や産休について少し突っ込んだ逆質問をしたいときは、この質問を使うと良いです。実際に育休などを取得した女性職員がいればモデルケースがいる、ということになり、休みが取得しやすくなります。

育休や産休を取得するには育児休業給付金の申請などで会社側にもきちんと書類を揃えてもらわなければなりません。すでに休暇を取得しているなら、会社に申請のノウハウがあるため対応しやすくなります。

出産後も勤務し続けている女性職員の方は何人くらいいらっしゃいますか?

産休や育休を取得した後に出勤してみると、自分の机がなくなっていたというケースもあります。子供を育てている女性は労働力としては二流品・三流品と考える人もまだまだ多く、子供のいる職員を故意に追い出す悪質な会社もあります。

育休や産休後にきちんと仕事に戻れるかどうか、転職面接時にしっかり確認した方が良いです。

仕事をしながら育児をすることに理解のない会社は「出産したら辞めてもらうので、そんな女性職員はいない」「ほとんどいない」となります。

産休や育休から復帰され活躍されている女性職員の方はいらっしゃいますか?

子供を育てながら仕事をする働くママさんを、あからさまに差別したり排除しようとする会社も実際にあります。そこで産休や育休から復帰し、スムーズに仕事ができているかどうかは重要です。

お子さんのいる女性社員を無理に追い出す、パワハラでいじめる、価値観を押し付けて居づらくするなど悪質な会社も多数あるため、この逆質問はかなり有効です。

育休や産休は労働者が当然取得できる権利です

育休や産休は「育児・介護休業法」と呼ばれる法律に則って取得できる労働者が当然取得できる権利です。

これら休暇を取らせないように画策する会社、妊娠した社員を二流品として切り捨てる会社はもってのほか。もし転職後に育休や産休で揉めそうなら避けた方が無難。

まとめ

転職面接で育休や産休について逆質問する内容をまとめてみました。

ハッキリとした答えが欲しいなら、産休や育休から復帰した女性社員がいるかどうかを聞いてみるのが一番です。分からないことは転職面接で聞いておくと安心ですね。

転職回数が多い女性が1つの会社で長く働く方法

転職回数の多い女性は「また辞めてしまうのではないか」と思われ、転職の面接でも敬遠されがちです。転職は3回以上になると「転職癖」がついてしまい、辞めるのが当たり前になってしまいます。そんな辞め癖がついてしまっている女性に、今の職場を長く続けるコツを紹介します。

マイナス要素ばかり見ない

転職回数の多い女性は「完璧な職場がある」と心のどこかで期待しています。けれど大変残念なことに完璧な職場などどこにも存在しません。

「お給料が安い」「休みが少ない」「仕事が面白くない」など、どこに行っても不満が出ることばかりです。でもそれが普通のこと。

マイナス面ばかりをクローズアップするのではなく「人間関係は悪くない」「休みは少ないが給与は高い」などプラス面を見ながら仕事をすれば、気持ちもずいぶん変わるはずです。

心配事や不安は上司や同僚に相談してみる

転職回数の多い女性は、不安や悩みを上司や同僚に相談することなく自分で抱え込んでいつの間にか会社を辞めています。

一人で悩むのではなく、信頼できそうな上司や同僚に相談にのってもらいましょう。

相談してみると「もうダメだ」という状況ではなく、会社内で異動させてくれたり休日数を増やす、勤務時間を変更するなどいろいろと融通してくれるものです。仕事を辞める前にまずは上司に相談することです。

目の前にある課題をクリアしてみる

仕事をしていれば何かしら課題に直面します。

その課題は、その人に必要だから障がいとして立ちふさがっていると考えて良いです。

人間関係が上手くいかないという悩みを抱えているなら、それが克服する課題です。人間関係をスムーズにするためにまず挨拶をしっかり行う、自分から話しかけてみる、分からないことは積極的に聞くなどして自分から寄ってみる姿勢は大切です。「周囲の人が自分を避けている」のではなく「自分が周囲の人を避けている」ことも多々あるからです。

やりたくない仕事でもその先を考えてみる

目の前にある仕事が面倒くさくて転職回数が多くなっている女性は、まず面倒くさい・やりたくない仕事の先を考えてみること。

仕事でキャリアを積めば給与アップや周囲からの信頼感アップなどプラスになることが多数あります。嫌だなと思っても回ってきた仕事には意味があり、しっかりこなしたときにはご褒美がもらえます。

目先の感情だけで動くのではなく、その先を考えて面倒くさい仕事に対応することで未来も明るく輝くはずです。

まとめ

「きっとどこかに、最高に良い職場があるはず」と青い鳥を探す気分では永遠に定職に就くことはできません。世の中には完璧な職場など存在しないので、職場の欠点に目をつぶって頑張る以外に道はないのです。

月に100時間残業させる、残業代が出ない、同僚が過労でどんどん辞めていくなど明らかなブラック企業ならともかく、とくに問題のない企業なら踏ん張って長く勤務する道もあるはずです。

人は現状よりもより良いものを求める性質があり、それ自体は悪いものではありません。ただ求めすぎると信用を損なうことになります。マイナスよりもプラス面を見る前向きな気持ちで頑張りましょう。

40代女性「無資格」でも専門職に転職できる?働きながら資格を取って手に職をつけるためには

医師や看護師、薬剤師など専門職の仕事は世の中に多数ありますが、その中でも40代女性が無資格で働ける職業はあるのでしょうか?実は意外とあるものなのです。無資格でも働ける専門職を集めてみましたので、ご覧ください。

まずは有資格者でないと出来ない仕事チェック!

たとえば医師や看護師、薬剤師、保育士などの専門職は国家資格をもっていなければ仕事をすることができません。

このような仕事は「業務独占資格」と呼ばれ、誰でもできない特殊な仕事となっています。上記にあげた仕事以外にも、あん摩マッサージ指圧師、行政書士、司法書士、公認会計士、理容師、美容師など多数の仕事があげられます。有資格者でないと出来ない仕事は、それだけで貴重なのですね。

アパレル関連(販売業)は無資格でもOK

専門職とまでは呼べないかもしれませんが、アパレル系でも販売や営業の仕事は資格がなくても大丈夫です。

アパレル関連の仕事は「見た目がお洒落」と好まれる傾向にあり、若い方が毎年たくさんアパレル業界に流れ込んできています。販売の仕事はそれなりにスキルやマナー教育が必要なので、一度仕事のノウハウを掴んだら大きな財産になりますね。

ただ販売は薄給なので、営業や店長、エリアマネージャーになるなどキャリアアップしなければ将来的にはかなり苦しくなってきます。40代での転職ですと体力や接客マナーがないと厳しいのが現実です。

介護スタッフ(介護専門職)は無資格でも大歓迎!

介護スタッフでも介護施設で働く「施設介護職員」は、無資格でも40代女性でもまったく問題ありません。今は介護職員がかなり足りない状況なので、無資格でも不利になることはないと断言できます。

介護の仕事を実際に体験してみて、向いていると感じれば介護職員初任者研修などの公的資格を取得すればいいのです。

まず資格を取得して仕事をしたい、という方もいると思いますが、介護の仕事に関して言えば「習うより慣れろ」です。介護の資格は実務経験が必要な場合があるので、早めに努めたほうがよいでしょう。

リハビリ助手や看護助手、歯科助手も無資格でイケる!

医療関連の仕事も無資格で出来るものが多くなっています。リハビリ助手や看護助手、歯科助手などはとくに資格がなくても問題ありません。

40代女性でも需要があるのは看護助手で、主な仕事は患者の食事介助、入浴介助、トイレ介助やベッドメイクや室温の管理、室内の掃除、患者の付き添いなど。介護職員と仕事が似ていますね。

介護職員の経験があればかなり有利に転職できます。専門職を目指すなら看護師などの資格を取得するしかありませんが、40代女性ではなかなかむずかしいようです。

ネイリストは無資格でもできる

美容師や理容師は国家資格が必要ですが、ネイリストやアロマセラピストは専門職でありながら国家資格はありません。そのため誰でも「私はネイリストです」と言って商売ができるのです。

ただ民間資格などをもっていないネイリストは、本当にそれ相応の実力があるのかどうかを客観的に証明できないので商売として成り立つかは疑問です。

無資格で専門職は限界がある

専門職と言っても、無資格や民間資格で働ける仕事もあります。ただ無資格でも働ける仕事は誰でもできるため、競争も激しく給与も安めです。できれば国家資格などを取得して安定して働ける仕事を見つける方が、将来性や給与面を考えると良さそうです。

まとめ

無資格の40代女性が働ける専門職はいくつかありますが、人手不足が深刻な介護職や看護助手の仕事なら比較的スムーズに転職できます。とくに介護職は面接で問題がなければどんどん採用されているので、福祉に興味のある方は挑戦する価値があります。