面接官が不採用と決める理由の中には「フレンドリーすぎる」というものがあります。転職エージェントの「とらばーゆ」では人事担当が面接で不採用をしたワケの1つに、採用されるかもと確信した瞬間に面接者が急にくだけだ口調になって不採用にしたとの事例が掲載されていました。
そこで、面接でフレンドリーに話しすぎて不採用とならないための対策を紹介して行きたいと思います。
- 友人に模擬面接をしてもらう
- 転職エージェントにあえてフレンドリーに模擬面接をしてもらう
- 仲の良い上司と話す時も話し方に気を付けてみる
- 「いつから出勤できますか?」は採用の合否ではないと心得る
- 受付担当、社内ですれ違った人も面接官と考えておく
- まとめ
友人に模擬面接をしてもらう
面接でフレンドリーになりすぎる時は面接官が20~30代と若手だったり、話しやすく温和な方のことが多いです。50代以上の強面の面接官できびきびと質問される時にフレンドリーに話しすぎてしまう方はまずいません。
ですので、いつもフレンドリーに会話をしている友人に模擬面接を頼んでみるのが良いでしょう。少し恥ずかしい気もしますが、模擬面接で笑ってしまったりふざけた答え方をしてはいけませんよ。できれば転職経験のある友人や仲の良い元上司に頼んでみるのがベストです。
転職エージェントにあえてフレンドリーに模擬面接をしてもらう
模擬面接は転職事情に詳しい転職エージェントのコンサルタントにしてもらう方法もあります。
ただ、通常は厳しい真面目な感じで質問してくるでしょうから、事前にフレンドリーな雰囲気で練習したいと申し出てください。もちろん、スタンダードな真面目系の面接官を想定した模擬面接も行って下さい。コンサルタントが40代以上で真面目そうな方であれば、模擬面接は20代で温和なイメージのコンサルタントに行ってもらうようにお願いしてみても良いと思います。
仲の良い上司と話す時も話し方に気を付けてみる
普段の仕事や生活で話し方に注意してみるのも効果的です。仲の良い上司と話す時、「まじすか?!」や「それヤバいっすよ~」のようなくだけた言葉遣いを使わないようにし、声のトーンも落ち着いて話すだけで面接の練習になります。
事情を話せる上司なら転職の面接の練習をしたいのでと話すのも良いですし、無理なら「今年は大人な社会人を目指しています」と言い訳するのもお忘れなく。せっかくフレンドリーに話しかけてくれている上司に対して、今までとは違った態度を取り上司の機嫌を損うのは避けましょう。
「いつから出勤できますか?」は採用の合否ではないと心得る
面接でついついフレンドリーに話してしまった方で面接の冒頭からフレンドリーに話しまくっている人は少ないです。面接が始まり話しやすいと感じたり、これはもう採用!と決め込んでしまって話し方がくだけてしまう方がほとんどです。
これは採用かも…と思ってしまう面接官の言葉に「いつから出勤できますか?」「他に受けている企業はありますか?」「弊社の優先順位は?」「入社したら○○さんと合いそうだね~」などがありますが、これらの言葉を投げかけられたかと言って採用確実ではありません。むしろ、最後までしっかりと面接できる人間なのか品定めしている可能性が高いです。
どんな言葉が投げかけられても面接会場を出るまでは気を抜かず、面接の最初から最後まで同じ言動と対応を取るべきです。
受付担当、社内ですれ違った人も面接官と考えておく
面接官以外の人とフレンドリーに話し込みすぎて不採用となるケースも稀にあります。
1番危険なのは受付の方。緊張をほぐすために優しく話しかけてくれても面接官と同じように失礼のないように応答するべきでしょう。あちら側から話しかけてくるまで自分からは話さないのが的確でしょう。質問されたら礼儀正しく答え、必要以上の話をしないと心得ておくべきです。
まとめ
面接でフレンドリーすぎるトークを繰り広げないためには、面接当日に気をつけるというよりも面接の準備の段階から始めておくべきです。
特に、20代や営業職の方は、面接で箇条にハイテンションになって話しかけないように気を付けるべきです。友人や上司からよく話しやすいなんて言われている人は、「フレンドリー面接対策」を実践してみるべきでしょう。