転職活動の1番の要は「面接」です。履歴書や職務経歴書でいくら人事部に自信を持って話せる内容を記載していても、面接で清潔感のある服装で、説得力のある話し方や雰囲気を持ってアピールしなければ採用にはつながりません。
大手転職サイトのDODAが行った面接官へのアンケートでは、面接官が重要視しているポイントは「第一印象」「受け答えの仕方」「身だしなみ」であり、面接で必ず聞かれる質問の「志望動機」や「転職理由」ではないことが分かっています。
転職は履歴書を送っておしまいではなくそれをスタートと考え、面接に向けて準備を万全に行うことこそが重要と考えておきましょう。
転職活動は仕事をしながらという方が多く、面接前日に慌てて服装や持ち物を用意するという方も珍しくありませんが、せめて3日前には面接の準備が万全かチェックするようにしましょう。前日にシャツがしわくちゃ、提出書類が足りなかったとなりバタバタ用意するようでは採用は勝ち取れません。
面接3日前のチェックリストをまとめました。
面接3日前のチェックリスト
チェックリストを作ってみました!
1. 提出書類は万全?
- 履歴書、職務経歴書はクリアファイル+封筒に入ってる?
- 書類をもう1度見直して、誤字脱字、記入漏れがないか確認
- 印鑑欄がある場合は印鑑は押してある?
2. 面接必須の持ち物はカバンの中にセット
- 提出書類(履歴書、職務経歴書)
- 提出書類を入れるクリアファイルと封筒
- 提出書類のコピー
- 企業のパンフレットやHPのプリントアウト
- 担当者からのメールをプリントアウトした紙やメモ
- 筆記用具(ノート、ボールペン、シャープペンシル、消しゴム)
- 印鑑
- 腕時計
- ケータイ
- 現金を多めに入れた財布
- スケジュール帳
- ハンカチ、ティッシュ
3. 面接に着て行く服装の用意はぬかりなく
- スーツはクリーニング済み?
- ジャケットやスカートの裾はほつれてない?
- シャツはクリーニング済み?又はアイロン済み?
- ボタンは取れかけてない?
- ネクタイは結びシワがついてない?
- ストッキングは最低2本(履いていく用、変え用)用意
- 靴はしっかり磨いた?
- 靴のかかとやつま先は擦り減ってない?
4. 質問の答えはバッチリ?
- 自己紹介、自己PR、志望動機、転職理由は用意できてる?
- 転職理由と志望動機は一貫性がある?
- 逆質問の用意もできてる?
- 面接の一連の流れを把握してイメトレ!
- ゆっくりのペースで1質問30秒~1分がベストタイム!口に出して練習
1. 提出書類
忘れたら即不採用の提出書類についてです。3日前であれば不備があった場合でも落ち着いて対応できるので安心です。
最近の履歴書は捺印欄がないのが主流ですが、企業指定の履歴書の場合、捺印欄があるパターンも。捺印欄があるのに印鑑がないのはNGですよ。捺印欄がない履歴書は印鑑を押さなくてOKです。
2. 面接当日の持ち物
面接で必要な持ち物は普段使用するものも含まれるので、前日にもう1度確認を心がけてください。
最低限の持ち物は12個ですが、非常事態に備えて用意しておいた方が良い傘、頭痛薬、下痢止め薬といった持ち物も入れておくと安心です。
3. 面接時の服装チェック
面接で1番重要視される「第一印象」や「身だしなみ」に直接つながるのでぬかりなく準備して下さい。
クリーニングに出し忘れていたなんて時は、2日以内にスピードクリーニングしてくれるところへ出しに行きましょう。最悪の場合、糊スプレーをかけて当て布し、アイロンしてシワを伸ばす方法もあります。
4. 面接質問
最後は、面接で聞かれる質問の答えを用意を用意しておくこと!
面接で「第一印象」と「身だしなみ」と同様に重要視される「受け答え」に直結する点なのでしっかり声に出してイメトレしましょう。
面接では書類に書いている内容を暗記してまとめて話して終わりではありません。面接官はぐいぐいつっこんで質問してきます。特に、志望動機と退職理由に矛盾がないようにしっかりと軸を作っておくと良いでしょう。よく面接官は「それは現職(前職)ではできなかったの?」と聞いてくるので、「現職はできなくて御社でできる理由」を考えておくと良いでしょう。
まとめ
面接3日前にチェックしておくとことで、忘れ物をなくせますし、身なりから質問の答えまで再確認することができます。仕事をしながらだからここまで万全に準備できないと思う方もいるかもしれませんが、チェックしわすれで不採用とならないようにチェックリストを作っておきましょう。
心の余裕は面接での堂々とした態度にもつながるので、面接当日ではなく3日前に必ずチェックするようにして下さい。