中途採用の面接なんて適当に自己紹介と仕事の経歴をまとめておけば大丈夫でしょ?なんて簡単に考えていませんか?
企業に採用されるかされないかは、実は面接が1番重要です。いくら仕事で功績を挙げていても、人に自慢できるスキルや知識を持ち合わせていても面接でしっかりと伝えられなければ希望の企業に転職するのは難しいでしょう。
転職の面接は入念に準備をし、何度も模擬面接を行って、万全に対策を行ってから本番に挑むのが大事。
中途採用の面接では、自己紹介、自己PR、志望動機、転職理由、この4つの質問が必ず聞かれると思っておきましょう。
自己紹介は面接が始まっってまず1番始めに聞かれる質問なので、出だしの質問としてとても重要です。自己紹介で仕事のデキる人間か、面接でもっと掘り下げて知りたい人物か、やる気のある人間なのかが決まると言っても過言ではありません。
本の概要、映画の予告を見て実際に本を読んでみたい、映画を見てみたいと思うものと思わないものがありますよね?転職面接の自己紹介もそれと同じです。始めに魅力ある人間だと思わせて面接官を引き付けなければ、面接突破は難しいでしょう。
それでは、転職面接の出だしで重要な自己紹介はどのように作れば良いのでしょうか?転職面接の自己紹介の例文を紹介しながら解説して行きましょう。
転職面接の自己紹介例文
「改めまして、私、○○と申します。本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございます。
私は○○大学を2010年に卒業後、新卒でT会社に入社し、今年で5年間目となります。住宅販売部門の個人営業部で戸建て住宅の営業をしております。
お客様の要望はもちろん、潜在的ニーズ、将来性を考えた住宅提案を行い、一世代だけではなく長年住み続けられる住宅を目指して提案を行っております。
入社1年目には全国で入社した新卒社員の営業成績トップ10に入り、社内表彰を受けました。
私は富裕層の方への営業が多く、年配の方、富裕層の方とのコミュニケーション能力には自信があります。休みの日に営業所の20代~30代の若手で近況報告や住宅市場の研究を行う勉強会を自主的に開きまして、リーダーを務めています。
学生の頃から○○の分野に興味があり、再度挑戦させて頂きました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
(約1分)
30秒~1分で簡潔に
自己紹介は他の3つの質問、自己PR、志望動機、転職理由を一言でまとめて話すように努めて下さい。面接中にアピールしたい点を小出しにするようなイメージです。
時間は30秒~1分程と簡潔にまとめるのがポイントです。30秒~1分という時間は短く感じるかもしれませんが、自己紹介の時間は面接官が提出した履歴書や職務経歴書にさっと目を通す少しの時間と捉えて、できるだけ簡潔にまとめるように心がけて下さい。
学生の就職面接と違い、趣味、学生の時の話はしなくてOK。「職務経歴」を中心に、学んだスキル、知識、企業のどの仕事でそれが生かせるか、志望動機を簡潔にまとめます。
ゆっくり大きな声で
自己紹介の内容だけではなく話し方も重要です。
大きな声で堂々と、面接官の目を見てゆっくりとしたペースで話しましょう。猫背でボソボソと早口で話しては面接官に良い印象を与えらえませんよ。
まとめ
人とのコミュニケーションが苦手、声が小さくなってしまうという方は、鼻で大きく息を吸ってから話すように心がけてみましょう。拳を握りながら話すと大きい声で話すことができます。
面接官の目を見て話すと緊張してしまうという人は、頭やオデコを見ると緊張が少しは和らぐはずです。
普段早口でなくても緊張すると早口になりがちなので、面接の時は自分でもゆっくりすぎると感じるくらいのペースで話してみましょう。自分1人で自己紹介の練習をしても悪い点が見えにくいので、友人、家族、転職エージェントのコンサルタントに見てもらってはいかがでしょうか?