履歴書は自分をセールスするために必要な販促ツールです。面接でつっこんで質問して欲しい今まで培ってきた仕事のスキルや知識、企業のどういった分野で貢献して行きたいかといった文章がちりばめられた面接には欠かせない武器です。
履歴書に書く内容を何時間もかけて作り完成したところで疑問に思うのは、「履歴書は手書きが良いのか印刷が良いのか?」という点でしょう。
答えは、「履歴書は手書きがベスト」です。
なぜ履歴書は手書きがよいのか?
PCスキルが必須となった現代の仕事社会では、履歴書をPCで作成した方がPCスキルをアピールできるのではないかと思う方も多いでしょう。
しかし、手書きの履歴書の方が温かみがあり、書いた人の人間性を垣間見ることができます。印刷しただけの年賀状と手書きの一言が書かれている年賀状とどちらが印象が強く残りますか?手書きのメッセージが書いてある方が書いてくれた人を思い浮かべ、深く記憶に残りますよね。履歴書もそれと一緒です。
手書きの履歴書は年配の面接官に好印象
履歴書は基本見開きでA4サイズ、又は企業で決められた大きさであればB5サイズということもあるでしょう。学歴から仕事歴、退職理由、志望動機、資格や特技といった自己PRを全て書き込み、丁寧な字で書くだけで1時間は軽くかかってしまいます。PCであれば間違ってもすぐに修正できますが、手書きは修正液を使ってはいけないので書き終えるまでに時間も集中力も必要ですからね。
面接官は履歴書の手書きに費やした労力と時間を企業への思い入れと取ってくれるはずです。特に、年配の面接官の場合、PCで作成した履歴書よりも手書きの履歴書の方を好みます。
自分は字が汚いからと気にせず、自分なりに丁寧な字で履歴書は手書きするようにしましょう。
メール送信ならPC入力でOK!
メールで送る場合はPC入力で問題ありません。メール送信の場合は所定の履歴書が用意されていることが多いので、指示に従ってPCで作成し送信しましょう。手書きの履歴書をpdfにしてメールで送るとった手間をかける必要はありません。
職務経歴書はパソコンで作るのが主流
転職面接は履歴書だけではなく職務経歴書も提出が課されます。職務経歴書は手書きではなく、PCで作成した方がベターです。決して手書きではNGというわけではありません。
職務経歴書は企業で決められていないことが多く、市販の職務経歴書は裏面に及びます。職務経歴書は1枚で簡潔にまとめられていた方が面接官は見やすく分かりやすいので、PCで1枚にまとめておくのがスマートという理由です。
しかも、職務経歴書を自分でPCで作成すれば、履歴書に書ききれなかった過去の退職理由や自己PRを詳しく書くことができますし、項目ごとに分けて記載したり文字の大きさを変えることができるので手書きよりも見やすいです。
まとめ
履歴書は手書きで人間性や企業への熱意をアピールし、職務経歴書ではPCスキルや資料整理のスキルをアピールするのが賢い面接マナーでしょう。
仕事の合間、休日、転職活動をしながら時間をかけて作り込んだ履歴書ですからベストな書き方で作成し、面接官から好印象をもらえるよう努めて下さい。