面接必勝法

ベンチャー企業の人事・教育担当が面接対策について書いてみます。

面接終わったら失礼の無いお礼のメールを送ろう!書き方はこちら >>

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転職面接は受けたら終わりではありません。その後にお礼のメールを送り、マニュアル化されていない自分の言葉で面接の感想や入社への決意を伝えるべきです。

お礼のメールは決して採用不採用に直接的に関係することではないでしょう。しかし、仕事で打ち合わせを兼ねた会食をした時や取引先を展示会にご招待した時に相手側からお礼のメールが来ないと少し不服に思いませんか?面接もそれと同様です。お礼のメールがあるかないかでは、あなたの礼儀正しさややる気の伝わる度合いが違います。

例えお礼のメールが採用と関係しなくても、他の応募者よりも良い印象を与えるためには面接後には必ずお礼のメールを送るべきでしょう。

とはいえ、ただメールを送るのはNG。お礼のメールを送って悪い印象を与えてしまい逆効果となららないように書き方のマナーは守って下さい。

【面接後のお礼メール】例文

件名:○月○日の面接のお礼(氏名)

株式会社○○○
人事部 △△様

○○(名前)と申します。
本日はご多忙な中、面接の機会を賜り、誠にありがとうございました。

○○様(担当者名)のお話を伺うことで、貴社の経営ビジョンや、社員の方々一人一人が目標を持って仕事に取り組まれているといったことをより深く理解することができ、ますます貴社で働きたいという気持ちが強くなりました。

また、志望動機でもお話させて頂いた海外営業部の具体的な仕事内容についてお伺いでき、深く感銘を受けました。貴社の中で、会社の成長と自己の成長ともに実現することができれば幸甚でございます。

ご面接いただきました○○様に、くれぐれもよろしくお伝えくださいませ。

末筆ながら、面接のお礼を申し上げますとともに、貴社のご発展と社員皆様のご多幸をお祈りいたします。

******************************
○○ ○○(名前)
東京都新宿区新宿1-1-1
電話:03-××××-××××
e-mail: marumaru@ocn.com
******************************

件名は簡潔、明確に。名前も入れる

件名は担当者の方が一目で見て内容、送った人が分かるように分かりやすく名前も明記しましょう。

例えば、「○月○日の面接のお礼(氏名)」「○月○日一次面接のお礼(氏名)」「○月○日一次面接のお礼(氏名)」といったものが簡潔で分かりやすいでしょう。

人事担当者の方は中途採用だけではなく新卒採用も担当しているかもしれませんし、社内メールや取引先とのメールも含めると1日に何十件もメールを受けとります。見落とされないためには件名からしっかり名前を主張しておくことも自己アピールの1つです。

NGな件名は、「本日は第一次面接の程、ありがとうございました!」や「お忙しい中、お時間頂きましてありがとうございました。」です。件名が「面接のお礼」だけでは淡泊すぎると思われる方もいらっしゃるでしょうが、面接のお礼メールのマナーとして捉えておきましょう。

宛名は名前だけではなく、企業名、部署名、担当者名を明記

宛名は相手を象徴するものであり、企業名、部署名、担当者名をしっかりと書きましょう。担当者名だけはNGです。

漢字に間違いがないか最低3度は確認して下さい。万が一、宛名の漢字が間違っていた場合、お礼メールを送ったことで悪い印象を与え、逆効果になってしまうので要注意です。

本文の冒頭は名前から

本文の冒頭には名前を申し上げましょう。現在勤める企業名や部署名は不要です。

まずは面接のお礼をしっかり述べる

お礼の言葉は、ほぼマニュアル通りに表記して問題ありません。以下のような文章を使ってください。

「本日はご多忙な中、面接の機会を賜り、誠にありがとうございました。」
「本日は貴重なお時間を割いてご面談いただき、誠にありがとうございました。」

面接の感想を一文で。自分の言葉で伝える

面接を受けて学んだこと、入職への決意を「自分の言葉で」伝えましょう。ここはマニュアル文NGです。
ネットや本の例文をそのままコピーして送るのは絶対にやめて下さい。ほかの応募者と丸かぶりしてしまう危険性があります。

メールは面接後にすぐに送ることだけに固着せず、送る文章を考える時間もしっかりともうけて下さい。面接と入職への決意は面接後の電車移動の中で試案すると効率良くお礼メールを作成できるはずです。

入社に対する心意気を伝える。マニュアル化している文章はNG

入社に対する決意や企業に対する決意を書きましょう。面接の感想と同じく自分の言葉で書くように努めてください。

自分が企業に感銘を受けている点、入社後にどのようにして活躍して行きたいかを一文でまとめます。お礼のメールは短い文章で伝えることもマナーの1つですよ。

本文は最高でも7行

冒頭から入社に対する決意までで、文章は7行程度が理想です。長い文章は担当者に対して返信を求めているような印象を与えてしまいますし、話を簡潔にまとめることのできない要領の悪い人間と捉えられてしまいますので避けるべきです。

面接で思い通りに話ができなくて釈明したい気持ちやもっと自己PRして採用につなげたい気持ちもあるでしょうが、くどくどとメールで伝えるのはNGですよ。お礼メールは以上の項目のみで文章を作成して下さい。

結びの言葉はマニュアル通りでOK

最後は結びの言葉でしめましょう。ここはマニュアル通りの文章で問題ありません。よく使われる結び言葉は以下です。

「末筆ながら、面接のお礼を申し上げますとともに、貴社のご発展と社員皆様のご多幸をお祈りいたします。」
「取り急ぎ、面接でのお礼を申し上げます。」

最後に署名を忘れずに

末尾には氏名、住所、電話番号、メールアドレスを明記した署名を忘れずに入れて下さい。

普段仕事で使用しているフッターはよくありません。企業名や部署名なしの名前だけのフッターを作っておくとよいと思います。

送るタイミングは面接当日!

お礼のメールは早ければ早いだけ良いです。面接が終わったらPCに向かう時間を作っておきましょう。

携帯メールや職場のメールアドレスからの返信は不可です。登録してあるメールから返信してください。

まとめ

面接のお礼メールを作る時は、上の8つの注意点を踏まえて、フォーマット化されていない文章を作るように心がけて下さい。他の応募者もお礼のメールを送るのでコピペで作成したメールはすぐにバレてしまいます。

面接の合否には直接関係していないとされるお礼メールですが、当日と翌日ではやる気の伝わり度合いが違います。午前中やお昼までの面接であればすぐにお礼メールを送れば合否が決まる前に担当がメールをチェックしてくれるかもしれないので、面接が終わったらすぐに送りましょう。

ビジネスマナーが一通り身に付いている方でも思っていたのと違うと感じる点もあったのではないでしょうか。面接のお礼メールはビジネスマナーが備わっているのか、入職への熱意が試される1.5次面接と捉え、面接官に締めのアピールをして行きましょう。