面接必勝法

ベンチャー企業の人事・教育担当が面接対策について書いてみます。

面接官に「それ、良い質問だね」と思わせる逆質問例

【広告】このブログの記事はアフィリエイトプログラムを利用した広告を掲載しています。

転職面接では逆質問があるって知っていますか? 面接は履歴や職務経歴書以外の内容が満足に伝えられても採用にならないこともあります。転職の求人は新卒採用と比べて募集人数が1~2名と若干名で競争率がとても高いです。面接で他の応募者と差をつけて面接官に強く印象付けなければ採用を勝ち取ることは難しいでしょう。

他の人より差をつけるために使えるのが、「面接での逆質問」です。面接の最後に面接官から「他に質問がありますか?」と尋ねられた時、その時が勝負時と思っておきましょう。面接の一連の流れを熟知してベストなタイミングで逆質問するのを忘れないで下さいね。また、何でも質問をすれば良いというわけではありません。「強く印象付ける」のは良いイメージだけです。個性を出そうと的外れな質問をしたり、面接官に悪い印象を与えてしまうNGな逆質問は避けて下さい。

では、面接官へ良い印象を与えられるような逆質問はどのようなものがあるのでしょうか?ベスト例文を10個厳選してみました。

パターン1: 入社までの勉強内容を聞く

  • 「今、○○の分野(職)について独学で勉強しており、「○○」といった本を読んでいます。入社するまでに必要な知識やスキルが勉強できるオススメの本などありますでしょうか?入社までに是非とも読んでみたく存じます。」
  • 「現在、○○の資格を取得するために資格スクールに通っています。その他、御社に入社して活用できるような資格、他の社員の方が取得なさっている資格がございましたら教えて頂ければ幸いです。今後、勉強して行きたいと思っています。」

パターン2:入社後の配属先を聞く

  • 「御社の○○というサービス(商品)に強く関心を持っております。プライベートでも利用させてもらっており(具体的に話す)、入社後は○○(サービス、商品名)に関連する仕事に就けたら幸いと思っております。もちろん、それ以外の商品に携わっても培った○○(自己PR、自分が持っているスキルや知識)といったスキルや知識を活用して御社に貢献して行きたいと考えていますが、入社後、○○に関連した部署に配属される可能性はありますでしょうか?」
  • 「御社は海外での事業にも力を入れていますが、海外での営業部(求人職)で勤務するためにはどのようなステップを踏めば良いのかお伺い願いますでしょうか?」

パターン3: 社員の働きっぷりを聞く

  • 「転職エージェントの方から○○職には30代の社員が多いと伺っております。私と同世代の方がどのような活躍をされているのかお伺いできれば幸いです。」
  • 「私自身、仕事をしていく上でチームワークを保ちながら他の社員の方と協力し合い仕事で功績を挙げたり、知識やスキルを磨くことが重要と考えております。○○職はチームワークを活かすような勉強会や社内会議は頻繁に行っているのかお伺いしたいです。入社後は是非、積極的に参加して行きたいと思っております。」

パターン4: 女性が働きやすい職場か聞く

  • 「御社は幅広い年齢層の女性が働いていると転職エージェントの方からお伺いしております。○○職の中途採用で働いている女性はどれくらいいらっしゃいますか?また、どのようなご活躍をされているのかお伺いできれば幸いです。」
  • 「私は男性の中で女性が同様に働くということは、女性同士助けながら仕事をするというのが1番重要と考えております。今までの職場でも他の女性社員とコミュニティを広げて仕事のしやすい環境を作ってきました。御社では女性社員も参加する仕事外のサークル活動や勉強会といった取り組みはありますでしょうか?入社後は積極的に参加し、男性社員の方はもちろんですが女性社員の方との関係も良好にして行きたいと考えております。」

パターン5: 自己PRしながら質問

  • 「私は○年間、営業畑で仕事をして参りましてコミュニケーション能力や提案スキルには自信がありますが、それ以外に入社までに磨いておくべき知識やスキルはありますでしょうか?」
  • 「自己PRでも述べさせて頂きましたが○○の資格を独学で勉強しております。今後も仕事に支障が出ない程度に資格取得を目指す所存ですが、御社に入社してこの資格は活かせますでしょうか?社員の方で取得されている方がいらっしゃる場合、どのようなご活躍をされているのかもお伺いできれば幸いです。」

以上が、面接官に「それ、良い質問!」と思ってもらえる逆質問の例文です。

重要なポイントは、「仕事への前向きな姿勢や自己PRを交えながら質問する」ということです。あくまでも逆質問は面接官に良い印象を与えらえるための手段と考えておきましょう。逆質問は自分が本当に知りたいか知りたくないかは問題ではありません。

実際の残業時間や有給消化率、年収やボーナス額といった内容は避けるのがベストでしょう。仕事への意欲を疑われるようなNG逆質問は避けるべきです。そういったシビアな質問は転職エージェントに事前に調べてもらっておくのが的確でしょう。給与に関する内容はメールを保存したり書類にして提出してもらい保管しておくようにして下さい。いざ入社し話と違う…となった時、交渉する手段になります。

面接で聞かれる質問は決して無駄なものはありません。逆質問もあなたのやる気や熱意を確認する重要な質問の1つです。「特にありません」は1番NGなので、逆質問も自己紹介や転職理由と合わせて用意しておくのを忘れないで下さいね。