女性が営業職で仕事をするのは想像以上に大変なことです。男性と同じだけのノルマを課され、一日中外回りでお肌は黒く日焼け。
サービス残業や休日出勤でプライベートな時間も少なく、取引先からはセクハラまがいのことをされる……女性が営業職を辞めたいと思う理由をまとめました。
性格的にグイグイいけない
女性が営業職で働くのは、かなり大変です。男性の中に混じって働く必要があるので、パワーや体力で劣る女性はグイグイ営業を行う積極性や「この営業の女性は素敵な人だな」と人柄で気に入ってもらうしかありません。
ところが前にでて商品の売り込みができない、ちょっと断れられると引き下がってしまうなど積極的に前に出にくい面があると、営業成績にも影響してきます。
生命保険などの営業は「他人を泣かせてでも売れ」と言われています。そのようなことができなければ自分が泣くしかありません。営業辞めたいと思う理由のひとつです。
ノルマを達成するのが大変
営業にはほとんどと言ってよいほどノルマがあります。そのノルマを達成するためにはやはり積極性や押しの強さが必要です。
ところが女性の場合、性格的に積極的に売り込みができない、また多数の会社を回るだけの体力がないケースもあります。
人と会うにもパワーが要ります。もちろんすべての女性に体力やパワーがないわけではありません。けれど男性と一緒に営業をしていると、気力や体力の差は歴然。ノルマが達成できないと落ち込み営業職を辞めたくなります。
紫外線でお肌が焼ける
営業は外回りの仕事がメイン。外回りだとどうしても紫外線に焼けてしまいお肌が黒くなるのが女性にとっての大きな悩み。顔だけではなく全身日焼けするので毎日日焼け止めが欠かせません。
日焼けは、シミだけでなく、肌が乾燥する原因になっているなどお肌のトラブルに発展するので毎日のケアが大変です。美容に優しくないというのも女性が営業職を辞めたい原因のひとつです。
取引先とのお付き合いが大変。セクハラまがいのことをされる
接待が大変。毎晩夜中までおっさんの飲みに付きあわされる・・・。さらに、女性の場合、取引先から「彼氏いるの?結婚はまだ?」「スカートが短いねえ」などセクハラまがいの発言をされる可能性が高く、不愉快な気分になることもしばしば。
相手によっては体を触るなどの酷い行為も十分あり得ます。そんなときは「止めてください」とハッキリ否定してもいいですが、お客さんだし言えない、上司にも言えなかったりします。
男性に負けずにものをハキハキ言えなら女性は、セクハラが原因で辞めたいと思う場合もあります。
営業職を長く続けた先輩がいない
営業職を実際に長く続けた女性の先輩がいないので、お手本にするモデルケースがいないのも辞めたいと思う理由のひとつです。
社内で10年、20年と営業畑で頑張った女性がいれば「この仕事にも希望がある、未来がある」と思えるのですが、結婚して辞める、自己都合で辞める女性が多いと「やっぱりこの仕事は長続きしないんだ」と希望がもてません。お手本になる女性営業職員がいないのもやめたい理由のひとつです。
まとめ
女性の営業職が長く仕事を続けようと思うと、さまざまなハードルを乗り越えなければなりません。男性と同じ土俵で勝負するには体力・魅力・行動力が必要です。
ハードな仕事なので、体力的・精神的にきついと思うときはしっかり体を休めるのが基本。無理は禁物です。