面接必勝法

ベンチャー企業の人事・教育担当が面接対策について書いてみます。

営業ってきつい!女性が営業を辞めたいと思う5つの理由

女性が営業職で仕事をするのは想像以上に大変なことです。男性と同じだけのノルマを課され、一日中外回りでお肌は黒く日焼け。

サービス残業や休日出勤でプライベートな時間も少なく、取引先からはセクハラまがいのことをされる……女性が営業職を辞めたいと思う理由をまとめました。

性格的にグイグイいけない

女性が営業職で働くのは、かなり大変です。男性の中に混じって働く必要があるので、パワーや体力で劣る女性はグイグイ営業を行う積極性や「この営業の女性は素敵な人だな」と人柄で気に入ってもらうしかありません。

ところが前にでて商品の売り込みができない、ちょっと断れられると引き下がってしまうなど積極的に前に出にくい面があると、営業成績にも影響してきます。

生命保険などの営業は「他人を泣かせてでも売れ」と言われています。そのようなことができなければ自分が泣くしかありません。営業辞めたいと思う理由のひとつです。

ノルマを達成するのが大変

営業にはほとんどと言ってよいほどノルマがあります。そのノルマを達成するためにはやはり積極性や押しの強さが必要です。

ところが女性の場合、性格的に積極的に売り込みができない、また多数の会社を回るだけの体力がないケースもあります。

人と会うにもパワーが要ります。もちろんすべての女性に体力やパワーがないわけではありません。けれど男性と一緒に営業をしていると、気力や体力の差は歴然。ノルマが達成できないと落ち込み営業職を辞めたくなります。

紫外線でお肌が焼ける

営業は外回りの仕事がメイン。外回りだとどうしても紫外線に焼けてしまいお肌が黒くなるのが女性にとっての大きな悩み。顔だけではなく全身日焼けするので毎日日焼け止めが欠かせません。

日焼けは、シミだけでなく、肌が乾燥する原因になっているなどお肌のトラブルに発展するので毎日のケアが大変です。美容に優しくないというのも女性が営業職を辞めたい原因のひとつです。

取引先とのお付き合いが大変。セクハラまがいのことをされる

接待が大変。毎晩夜中までおっさんの飲みに付きあわされる・・・。さらに、女性の場合、取引先から「彼氏いるの?結婚はまだ?」「スカートが短いねえ」などセクハラまがいの発言をされる可能性が高く、不愉快な気分になることもしばしば。

相手によっては体を触るなどの酷い行為も十分あり得ます。そんなときは「止めてください」とハッキリ否定してもいいですが、お客さんだし言えない、上司にも言えなかったりします。

男性に負けずにものをハキハキ言えなら女性は、セクハラが原因で辞めたいと思う場合もあります。

営業職を長く続けた先輩がいない

営業職を実際に長く続けた女性の先輩がいないので、お手本にするモデルケースがいないのも辞めたいと思う理由のひとつです。

社内で10年、20年と営業畑で頑張った女性がいれば「この仕事にも希望がある、未来がある」と思えるのですが、結婚して辞める、自己都合で辞める女性が多いと「やっぱりこの仕事は長続きしないんだ」と希望がもてません。お手本になる女性営業職員がいないのもやめたい理由のひとつです。

まとめ

女性の営業職が長く仕事を続けようと思うと、さまざまなハードルを乗り越えなければなりません。男性と同じ土俵で勝負するには体力・魅力・行動力が必要です。

ハードな仕事なので、体力的・精神的にきついと思うときはしっかり体を休めるのが基本。無理は禁物です。

飲食店の正社員面接を受けて落ちる人にありがちな質問のダメな回答

飲食店の正社員面接と言っても、その仕事はホール職からキッチン職、料理長、店長候補などさまざま。ここでは主にホール職の方の面接を想定し、面接に落ちる方にありがちなダメな回答をまとめています。これから飲食業界で働きたい方、ぜひ参考にしてください。

入店を希望するお店はあらかじめチェックしておく

飲食業の場合、面接の前に事前チェックをおこなうと面接がスムーズになります。

入職を希望するお店に一度足を運んでおくと、お店の雰囲気や立地、客層、ホール係の接客レベル、お店の魅力などがわかります。

面接でお店のことについて聞かれたときも、実際に訪問していればスムーズに受け答えができます。入店を希望するお店は事前にチェックすると良いですね。

「志望動機は?」の質問に自分勝手な理由はダメ

必ず聞かれるのが志望動機ですが、「給与が高そうなので」「何となく楽しそうな仕事だから」など自己中心的な理由では、面接で落とされる可能性が高くなります。

「お店の良さを具体的に褒めること」が大事。そして、面接先の企業がフランチャイズなら企業理念をチェックして、企業が目指しているところと自分の目標を結びつけた回答が良いです。

自分の長所、短所については慎重に

長所の部分は自分の良いところを素直に言えばいいのですが、短所に対する回答は慎重に。接客業であれば人とのコミュニケーション力、明るさ、協調性が問われます。

短所が「人見知りする」「勝手な行動をする」では採用されにくくなるので、短所は「お喋りなところ(話しをするのが好き)」「美味しい物が好きでお財布がピンチになること(食通である)」など、一見短所のように見えてじつは長所になることを伝えると◎。

「どれくらいの給与を希望しますか?」には求人票以上の金額は提示しない

給与額の希望は、できるだけ求人票に書かれている以上の金額を提示しない方が無難です。月給20万円のところを、月給30万円希望と言ってもすんなり通りません。

求人票に書かれた月給以上の金額を希望するときは、経験や知識が優れていることを伝えなければなりません。

「サービスにあたり心がけていることは?」にとくに無しはダメ

「サービスにあたり心がけていること」という質問に「丁寧に接客する」「笑顔で答える」という回答は当たり前なので、面接官に響きません。

仮に当たり前のことだとしても、クレームに繋がらない言い方をするほうが良いです。たとえばホール係なら「お客様を待たせない」など、クレームを回避できることを意識して取り組むことをアピールするのも良いでしょう。

転職回数やその内容についての質問には?

転職が多いケースの場合、転職の理由をある程度説明する必要があります。

転職した理由が「給与が少なかった」「上司とウマが合わなかった」では、入職希望先でも同じ理由で辞めてしまうと思われます。

そこで面接では「自分の知識や経験がいかせなかった」「前職の将来性に不安があった」「雇用形態を変えたかった(臨時職員から正職員へ)」など積極的な理由を伝えると印象が良くなります。

接客業では身だしなみが重要

接客業では、清潔感やみだしなみもかなり重要です。

顧客から「不潔」と思われる身なりでは、お店の信用にも関わります。面接ではどのような服装で臨むのかあらかじめ聞いておくと無難ですし「私服でお願いします」のケースでもTシャツにGパンなどのラフな服装より、少しフォーマルな洋服で面接会場に行く方が好感度があがります。

面接で本音と建て前をウマく使分けた転職理由の例文【女性版】

転職面接では転職理由は必ず聞かれます。女性の転職理由では「前職は退屈でつまらなかった」「仕事があまり好きではなかった」と好みや感情が表面に出がちですが、これではなかなか採用してもらえません。面接ではできるだけ客観性のある転職理由を伝えることが重要です。

本音をストレートにぶつけるとNG

転職面接では必ず志望動機を聞かれますが、お給料が良さそう、駅から近い、残業が少なそう、駐車場があるから車で通える、など本音を素直に話してしまうのはかなりNG!

「もしうちの会社が駅から遠かったら面接に来ていなかった」「ほかに給料の良い会社があればそっちに行っていた」とマイナスにとらえられてしまいます。「この会社でなければならなかった」という強い転職理由が必要です。

今後の夢や目標を前面に押し出すこと

転職面接で女性がかなり気になるのがお給料や休日。でも転職面接で給料や休日、福利厚生の話しばかりでは面接官も良い気持ちはしません。給料はまず企業にどれだけ貢献できるかが前提になるからです。

働いてもいないのにお給料の話しだけでは採用する気持ちも失せてしまいますね。そのためできるだけ「入社後に何ができるか」に焦点をあてた話しをしましょう。

取得している資格でどんな仕事ができるか、将来の夢や目標を語る方が前向きですしイメージアップになります。

今持っている資格やキャリアをアピールする

資格は一生モノです。どんなに転職しても離れていったり消えることはありません(更新の必要がある資格は別です)。

女性の転職面接でも取得している資格、とくに国家資格などは積極的にアピールした方が良いです。もちろん転職先と関連ある資格であれば猛プッシュ!キャリアもあれば詳しく伝えておきます。

採用にはキャリアや資格が大きく関わってくるので、履歴書には取得資格をしっかり書くのが基本。

前の会社を辞めた理由の本音と建前

今の職場が嫌で転職するのか、将来を考えて転職するのか、これはどんなに取り繕った回答をしても、面接官は嘘を見抜きます。そのため、ある程度本心で答えるのが正解です。

たとえば、パワハラが理由で退職した場合、パワハラを受けたとは言ってはいけません。これは被害妄想の可能性も視野に入るからです。

面接官に突っ込まれない回答は、「会社の方針と合わなくなった」というのが正解。会社の方針と自分の考えのズレを説明できると面接官は納得してくれて、さらに好印象を与えることができます。

結婚後や出産後の事も考えておく

将来的にどうなるかはともかく、採用する側は女性に対して「結婚後は辞めるのでは?」「出産しても仕事を続けるのか」と言ったことに対して不安に思っているのも事実。最低限「できるだけ長く続けたい」という意思をハッキリさせておくことです。

まとめ

転職面接で女性が本音と建前をうまく使い分けて対応する方法をまとめました。世の中、本音を言うと角が立つことも多々あります。転職面接では上手に隠して大人の対応をするのが基本です。

塾講師の正社員の面接で受かる人と受からない人の違い

塾講師として働きたいのになぜか面接で落ちてしまう、うまく面接で受け答えができない方にはどのような問題があるのでしょうか?

ここでは塾講師・正社員の面接で受かる人、そして受からない人との違いを調査しています。これから塾講師をめざす方、面接でうまくいかない方、ご参考にしてください。

塾講師で必要なのは「熱意」と「人柄」

塾は小学生や高校生など若い学生を相手に、教育をおこなう場所。塾講師には話しやすさや親しみやすさなどの人柄はもちろん、勉強の内容をしっかり生徒に教える熱意も必要です。

この「人柄」と「熱意」があるかどうかを面接で審査されています。投げやりでいい加減な対応をする人物だと判断されないよう、最後までしっかり受け答えをおこないます。

自己アピールはしっかりと、でも長話はダメ

「自己アピールをどうぞ」という言葉に、5分も時間をつかってダラダラ長話は禁物です。塾講師は要点をしっかりまとめて話す能力が必要ですので、要点のハッキリしない長話では「的確な指導ができない」と判断される可能性があります。

最初に結論を話し、その後にその理由を簡潔に語る方法で面接官を納得させると合格にぐっと近づきますよ。

学歴が良い人ほど落とされる理由

学歴がある人ほど、プライドが邪魔して塾講師には向いてないと判断されることもあります。高学歴=教えるのが上手、子供たちをまとめることができるとは限らないので、学歴に自信があるなら、面接で調子に乗った態度にならないように気をつけることです。

志望動機も重要!熱意を感じられるように

「塾講師になりたい、その理由は?」という質問がきたら、熱血で応えるのが良いです。そして、なぜ学校ではなく、塾の講師を選んだのかを答えるのがポイントです。

「一人でも多くの子どもに、学ぶことの楽しさを教えたい」「塾講師になって子供の成績をあげたい」など本人の熱意ややる気が伝わるような言葉を選び、面接官に対してアピールするのが鍵です。

あまりにも待遇面の話しばかりすると不利

収入アップを目指して塾講師を志望することもあるかと思います。収入だけではなく待遇も気になるのは皆さん同じですね。

ところが、面接であまりにも休日や給与の話題ばかりに終始すると「この志望者は給与目当て」と感じられ、かなり印象が悪くなります。

待遇面がどうしても気になるなら、実際の待遇が求人票の内容どおりなのかどうかをチェックしてもらえば良いことです。

コミュニケーション力が試される傾聴力

塾講師は一方的にしゃべるだけではなく、生徒の悩みや疑問に答えなければなりませんし、保護者の対応があります。親からのクレームや不真面目な子供の対応など、コミュニケーション能力が問われるため、面接でもそのあたりはチェックされます。

結構、体育会系です

ハキハキした返事ができる、声が小さくない、はっきり話す人が好印象です。体育会系のノリが必要で、大手になればなるほど、学歴があり体育会系のノリの人が採用されているように感じます。

やりたい仕事が分からない!たった30分で自宅でできる適職診断

「一体どんな仕事が向いているのか、全然わからない」そんな悩みをお抱えの方、自宅で30分でできる適職判断はいかがでしょうか?今はインターネットを使えば30分とは言わず、3分程度で適職判断ができる時代です。

やりたい仕事が決まっている方も、転職希望者の方もチェックしてくださいね。

インターネットを使えば適職判断は簡単

インターネット上には、YESとNOなどに答えるだけで簡単に適職判断ができるサイトが多数あります。やりたい仕事が分からない、適職が何かわからないというお悩みをお持ちの方にとって良い指針になるかもしれません。

無料で診断できるサイトがほとんどなので、お遊び気分で楽しむ方が良さそう。なかには適職がいくつも出てきて「結局どれが適職なのかわからない」サイトもありますし、結果がざっくりしすぎていて分かりにくいサイトもあるため、過信は禁物です。

意外な結果にビックリするかも?思い込みから脱却できる可能性有

「私はずっと事務畑で仕事をしてきたから、きっと適職も事務職よね」と思って適職判断をしてみたら、なぜか「介護・福祉に適性あり」と判断されたり「接客・販売業が合う」と出てくることもあります。

自分が合うと思った道とはまったく違う方向を進められると「当たってな~い」とツッコミをいれたくなりますが「私、意外と介護職が合うのかも」「販売の仕事も良いわよね」とそれまでの思い込みから脱却できる可能性もあります。意外性を狙って適職判断してもらうのも良いかもしれませんね。

さまざまなサイトで適職診断すると判断できなくなるので注意

適職診断は占いと同じで、すべて同じ結果が出るわけではありません。結果にばらつきがでるのが普通です。ですから「接客業に適性がある」という結果が出た後に「福祉・介護職に適性がある」「研究職に適性がある」と様々な結果がでるわけです。

何度も違う適職判断を行うと、結局なにが適職になるのか判断がつかなくなるので要注意です。

適職診断は転職サイトやPRへの誘導だったりします

実際に適職診断をしたら、某転職サイトで条件に合う転職先情報が出てきました、なんてことがあると思います。

適職診断は転職サイトのサービスである場合が多く、利用者を増やすための宣伝だったりもします。

ただ、コンサルタントと直接話すことで、的確なアドバイスをくれたり、自分が気になってる企業の情報を提供してくれるので、利用する価値は大です。

適職判断はハローワークでも受けられます

ハローワークに設置されたPCで直接診断が受けられるので利用してみましょう。とは言ってもハローワークによって受けられる内容に差があるので注意。

事前に「適職診断ができますか?」と問い合わせるのが良いですね。一人でPCの前で受けられるので、他の方に干渉されることもなく納得できる結果が受け取れます。やりたい仕事が見つかるかもしれません。

適職診断は参考程度に

ネット上にある適職診断は分析結果が大雑把だったり適職の範囲が異常に広いなど、あまり使えないものもあります。利用するなら転職サイトが提供しているものが良いでしょう。

ただし、診断結果は参考程度にとどめ、過信し過ぎない方が良いです。それこそ適職診断は占いと同じですね。

まとめ

「やりたい仕事が見つからない」そんなときは適職診断の結果を参考にして転職するのもアリですが、ネット上の適職診断は根拠がないものも多いので過信は禁物です。

介護の面接で落ちる人にありがちな質問の回答と改善点

介護業界は深刻な人手不足に陥っています。2025年、団塊の世代が後期高齢者になる時期には全国で約38万人もの介護職員が不足するとされています。

そのため介護職員は引く手あまた。ただし誰でも採用されるわけではありません。介護の仕事は定着率が悪いこともあり、採用コストが大きくなるので、どの企業も慎重に採用します。

人手不足の介護業界、参入障壁が低く採用率も高いけど・・・

介護業界は正直、かなりの人手不足です。介護職員が足りなくて、介護施設がオープンできないケースも実際にあるほど。施設で働く介護職員にはとくに資格が必要ないため「誰でも明日から介護職員になれる」のが現状です。

人手不足を反映して採用率も高いため、介護業界には多くの人材が流れ込んでいますが、最近は採用活動に慎重になっている企業が増えています。

志望動機に「介護は誰でもできる仕事」「ほかに仕事がない」ではダメ

介護職を希望する方のなかには、ほかの業種で仕事がうまくいかなかった方もいます。けれど「ほかに仕事がなく、仕方なく介護職を選んだ」「介護は誰でもできるから」という正直な気持ちを面接でしゃべると、事業者側も採用しにくくなります。

「介護業界に興味があった」「高齢者のお世話がしたい」という理由でまとめる方が面接官に与える印象も違いますね。

御社で学び、成長したいという理由は弱い

介護職未経験者の場合、どうしても最初は先輩の指導を受けなければ仕事ができません。ところが介護業界は深刻な人手不足。ゆっくり丁寧に指導してくれる事業所は少数派です。

「御社で学び、勉強させてほしい」という消極的で受け身な姿勢ではなく「先輩の仕事を見てどんどん吸収する」という意欲を、前面に出す必要があります。

シフトに対して注文を付け過ぎると不採用に

介護業界は24時間365日稼働しているので、夜勤や交代勤務、早出、遅出などシフト制がメインです。とくに正社員は必ずシフトに入るため、変則勤務ができない場合は採用率がさがる可能性があります。

面接の時に「土日出勤することありますか?」「夜勤はどのくらいありますか?」と聞くと、あまり働けないのかな?と思ってしまいますので、「どのようなシフトで働くことになりますか?」と、ざっくりした質問内容にした方が良いです。

向上心がない人は落ちる可能性が高くなる

施設の介護職員は無資格でも仕事ができます。ところがなかには「無資格者は数年以内に資格をとってほしい」という方針の老人ホームの場合、資格をとることが前提で入職することになります。

介護職員初任者研修は難しい資格ではないのですが、講習が長く取得に時間がかかるのがデメリットです。面接時に「資格は絶対取らないとダメですか?」というと、採用が見送られるリスクもあります。

入職条件ばかり聞いてくる人は印象が悪い

面接時に「休日数は?給与は?待遇は?」と入職条件をこと細かに確認したい気持ちはわかりますが、正直、介護業界はそれほど待遇がよくありません。

「給与は月30万円以上、週休2日」など、介護業界では考えられないほどの好待遇を期待する志望者には、かなり高い確率で「採用不可」の通知がくることになります。

好待遇を期待しているならほかの業界を選ぶ方がいい、と判断されてしまうのです。

前職や前職の人間関係の悪口をいう人は敬遠されがち

「前職はいじわるな先輩と上司がいて最悪でした」「給与が低くてやっていられませんでした」と、前職の悪口を連発するのは控えましょう。転職先の給与が安い場合、同じように辞めていくと判断されるからです。

前の職場を辞めた理由は「自分の能力をもっと試したいから」「介護業界で活躍したいから」と前向きな理由にしておく方が、意欲的だと判断され有利です。

介護専門の転職エージェントを利用する

人材不足の職種は、必ずといっていいほど、専門の転職エージェントのサービスが存在しています。カイゴジョブやかいご畑など、一般転職の転職サイトではなく、介護専門の転職エージェントを利用して、求人紹介、面接対策、入職条件の交渉を行うのが賢い就職・転職活動の方法だと思います。

女性が面接突破したいなら「志望動機はキャリアアップ」で決まり!(例文付)

転職面接で、女性が志望動機としてぜひプッシュして欲しいのが「キャリアアップ」。今の自分のままでは満足できない、もっと上を目指したい!そんな前向きな気持ちを是非アピールしてください。キャリアアップしたい気持ちが伝わる例文もご紹介します。

キャリアアップと言うけれど具体的にはなに?

転職面接では必ず聞かれる志望動機ですが、女性の場合どのような答え方、考え方が良いのでしょうか?

まず現職で10年・20年と十分な経験を積み、さらに資格を取りたい、専門的な知識を得たいならキャリアアップという言葉はかなり効きます。「向上心のある女性だ」と感心されるかもしれませんし、実績を買って採用してくれる可能性も大きいでしょう。

ところが現職で2年程度勤務しているだけでは「まだ十分に勉強できていない」のは明白ですから、逆に使わない方が良いです。何でもかんでもキャリアアップと言えば良いわけでもありません。

今の会社でできないことが「キャリアアップの中身」

例えば看護師の場合、専門看護師や認定看護師になりたいという目標があるとしても、働きながら資格を取るのはかなり大変ですよね。認定看護師になるためのサポートがある病院へ転職したい場合、このキャリアアップという言葉は説得力が増します。

今の会社でできないことがある、転職先には具体的なサポートがある場合はキャリアアップを理由にしても通用します。大事なことはキャリアアップの中身なのです。ただ念仏のようにこの言葉を唱えていても誰も聞いてくれません。

キャリアアップしたあとの自分の姿をイメージさせる

もし専門看護師や認定看護師になれたら、それから病院内では専門看護師としてスキルを積み、やがて後進の育成にも取り組みたい、職場のリーダーになってみんなを引っ張りたいなどの具体的なイメージを提示することです。

将来の夢や目標がハッキリしている女性の方が断然人材としては魅力的ですし、やる気もアピールできます。キャリアアップ後の姿をしっかりイメージさせる言葉で、さらに面接官に良いイメージを与えましょう。

キャリアを積んだ後に辞めてしまうのでは?と思われないために

女性が転職する場合「キャリアを積んだ後にまた辞めてしまうのでは?」という不安を面接官に与えるのも事実です。

転職面接の場では「できるだけ長く勤務したい」「結婚しても事情が許す限り働きたい」という言葉で自分の意思をハッキリ伝えるのが基本。

もちろん将来はどうなるか分からりませんが、自分の気持ちをハッキリ示すことで面接官に安心感を与えると採用される可能性もアップします。

キャリアアップはこんな言葉でまとめてみる

もし女性事務職員が税理士事務所に転職したいときは

「現職では事務職員としてパソコンの操作、請求書など書類作成、来客者の対応を主に行っておりますが、今のままでは専門的な知識を身につけることができず、せっかく取得した日商簿記2級の資格も生かせません。ぜひ御社で取得した資格を生かして働きたいと思います。入社後は精一杯働かせて頂きます」

と、具体的に今取得している資格やキャリア、実績をアピールし、入社後にどのように会社に貢献したいかを伝えます。資格をもっていれば税理士事務所でも有利に働けますし、すでに事務の実績があるので採用されやすいパターンです。

まとめ

女性が転職面接で成功するには、志望動機を明確にして入社後にどのような活躍をするのかを具体的に提示するのが一番です。

キャリアアップは将来性とやる気を感じさせる効果的な志望動機になりますので、転職面接では積極的に使ってみましょう。